倉敷市下津井に、瀬戸内海の美しさを讃える素晴らしいアートが誕生しました。市内の商業ビルの壁面には、縦1.5メートル、横5メートルにわたり、瀬戸内海の象徴的な生物であるスナメリをモチーフにした壁画が17日に初めて披露されました。地元住民と観光客が手を取り合って制作し、多くの魚たちが集まってスナメリの形を形成しています。
住民と観光客が制作
この素晴らしいアートの背後には、環境保護への意識を高め、地域を元気にするために尽力しているまちづくり団体「下津井シービレッジプロジェクト」があります。彼らは地元の児島鷲羽ライオンズクラブと連携して、地元の特産であるデニムと海をテーマに、市内のビルの壁面をアートの場に変えました。
制作は、呼びかけに応じた約100人の住民と観光客が協力して行われました。12月16日(土)と17日(日)の2日間、みんなで力を合わせて美しい壁画が完成しました。このアート作品は、地元コミュニティの協力と熱意が詰まった素晴らしいものです。
瀬戸内に生息するスナメリがモチーフ
スナメリはイルカの一種で、瀬戸内海の生態系において頂点に立つ存在ですが、近年は開発に伴う環境悪化などによりその数が減少しています。この壁画は、約40匹ものさまざまな魚が描かれ、スナメリの希少性が際立っています。
壁画が見られる場所
場所 | 下津井シービレッジビル |
住所 | 岡山県倉敷市下津井1丁目9−8 |
関連サイト | 下津井 sea village project 公式サイト |
瀬戸内に面した下津井港の新たな観光スポットになりそうですね。ぜひ皆さんも美しいスナメリの壁画を見に行ってみてくださいね。