倉敷市の大原美術館が、倉敷考古館と合併して「大原芸術研究所」を新設することを発表しました。これにより、両館の運営が一体化されるそうです。
組織改編の背景
大原美術館がこの組織改編を決定した理由は、異分野の交流から生まれる新たな価値や、地域コミュニティとの連携を強化するためです。新設される大原芸術研究所は、これまでにない異分野の連携を推進し、倉敷市の文化発展に貢献することが期待されています。
そんな大原芸術研究所のコンセプトは「芸術研究は人間研究である」。芸術を研究することで、それが創り出された時代の社会や人がわかり、それらを研究することで「人間とは何か」という問いに対面していくそうです。
組織改編に伴い、公益財団法人の名称も「大原美術館」から「大原芸術財団」に変更されます。
国内でも珍しい組織形態
研究所が美術館の運営を行うのは国内では珍しい取り組みです。異なる分野の文化施設が統合し、新たな文化拠点が誕生することで、倉敷市の文化シーンがさらに充実することが期待されます。
・大原芸術財団ウェブサイト:https://ohara-art-foundation.jp/
・大原美術館ウェブサイト:https://www.ohara.or.jp/
・倉敷考古館ウェブサイト:http://www.kurashikikoukokan.com/
新たなる文化の担い手として
大原芸術研究所の設立により、倉敷市は新たな文化の担い手としての地位を確立することができます。倉敷市民や倉敷を訪れる方々にとっても、より充実した文化体験が提供されることを期待しましょう。