美観地区やジーンズストリートなど人気の観光スポットがあることで知られる倉敷市。しかし、倉敷市のディープなスポットにも興味が湧いてきませんか?今回は、倉敷市内に点在する巨岩・奇岩スポットを紹介します。
じつは巨岩・奇岩がいっぱい!?
倉敷市には観光のメインスポットにはなり得ないけれども、マニアの方の興味を惹きつける巨岩や奇岩が点在しています。その中には、信仰の対象になっているものや、歴史的な逸話が残されているものもあります。そんな巨岩・奇岩のいくつかを紹介しましょう。
1. 鶴形山の大きな岩
鶴形山に位置する大きな岩は、干拓前の海との境界線として知られています。豊臣秀吉がかつてこの岩に腰かけて釣りを楽しんだと伝えられ、その歴史的な足跡が残っています。
所在地 | 岡山県倉敷市阿知2丁目25 |
2. 象岩
下津井港から南西3kmの沖合に浮かぶ六口島の西岸に位置する象岩は、風と波によって侵食された花崗岩が造り出す自然の芸術品です。巨象が岸辺に水を飲みに来るかのような迫力ある姿勢は、美しい瀬戸内の海に映え、干潮時には歩いて近づくこともできます。
所在地 | 倉敷市下津井(六口島) |
3. 琴弾岩
吉備真備公が奈良時代に帰郷し、中秋の名月の夜に小田川を望みながら琴を弾いたとされる琴弾岩。吉備真備公をしのんで昭和24年以来、毎年中秋の名月の夜に弾琴祭が催され、岩上で琴と尺八が奏でられます。この岩は、歴史と音楽が交わる神聖な場となっています。
所在地 | 山県倉敷市真備町妹 |
倉敷市内にはこれらの巨岩が点在し、それぞれが独自の物語を持っています。探索しながら、古き良き時代の面影や美しい自然に触れ、ディープな倉敷の魅力を感じてみてください。