倉敷市茶屋町にある鮮魚店『魚春』さんは、今年で創業125周年を迎えました。
その節目を記念したマルシェが5月21日㈰に催されます。
現在5代目となる店主の、信頼されるお仕事ぶりとお人柄でつながった方々が出店予定で、倉敷で行われている他のマルシェとは『一線を画した商品や味』が提供されると、話題になっています。
『魚春』が催す渾身のマルシェ
今回の目玉の一つは、「マグロの解体ショー」!
これは必見!普段スーパーでパックされた姿でしか見ることないマグロが、目の前で見る見るうちに大トロ・中トロなどパーツに切り分けられる技術は圧巻なのです。
店主は、定期的に保育園の食育にも取り組んでいるのだそうです。
マグロの解体ショーは、単なるエンタメだけではなく、「命を無駄なく最後まで、感謝していただく」と言うことを体感できる絶好の機会なのです。
出店者は、店主が信頼をよせる『その道のプロ』が集結
1898年創業の『魚春』は、現在5代目店主の時代を迎えています。
125周年についての心境や、出店されるお店の特徴についての紹介文を、店主自ら愛のある言葉で語られ、『魚春』公式インスタグラムや、公式フェイスブックで発信されています。
とても素敵なエピソードも合わせて紹介されているので、全て引用して紹介させてください!
<出店者紹介>
出店されるのは、店主が仕事やプライベートを通して交流があり、絶対の信頼を寄せる『その道のプロ』ばかり。
例えば、『魚春』さんのお客様のレストランや、店主の通っている美容室、先輩が働く会社の足袋シューズだったり、いろんな繋がりのある出店者さんが125周年のマルシェを盛り上げます。
ミシュランに選ばれた名店や、はるばる東京から駆けつけて出店される方もいらっしゃるほど!
※店名の右側の「+」マークをクリックすると、紹介文が読めます!
⭐︎No.1 アトリエフジタ
なんとわざわざ東京から参加いただけることになりました🥺
2015年のオープンから魚春を使ってもらっているお店です。
シェフの藤田善平さんは児島出身の方で瀬戸内の食材を使った料理をしたいとの想いから魚を発送しています!
料理を初めていただいた時の感動と衝撃はすごいものがありました。
と、同時に瀬戸内の食材が、自分が仕入れた魚がこんな素晴らしい料理になるんだと自信が持てた瞬間でした。
基本僕のお任せで送らせてもらってますがどんな魚をぶつけても素晴らしく芸術的な料理にしてくれます✨なかなか東京まで食べに行くのは難しいですから是非この機会に体験してみてください‼️
『魚春』公式インスタグラムより
⭐︎No.2 てのしま
こちらもわざわざ東京からのご参加です
2018年のオープンから魚春を使ってもらっているお店。
東京、南青山
オープン以来4年連続東京ミシュラン 1つ星を獲得
シェフ 林亮平氏
https://www.tenoshima.com/林さんとの出会いはなんとアトリエフジタさんに食べに行った林さんが使っている魚に感動してその場で藤田氏に僕の連絡先を聞いて連絡して来られました
それ以来のお付き合い。一年のうち350日は電話で話し、魚に限らず料理や文化、歴史など沢山の情報を共有させていただいてます!
ハレだけでなく”ケ”に焦点を当て、今まで地域で営んできた当たり前の生活や料理にこそ日本人の、和食の素晴らしさがある。
地域の当たり前は当たり前じゃない。日常が非日常の時代に120年以上続く魚屋さんはすごい事なんですよ!!と教えてもらった方です
魚に限らず食文化の未来を考え、いろんな取り組みをされています。
こちらも東京まで行くのは難しいですからこの機会に是非
『魚春』公式インスタグラムより
⭐︎No.3 スロウカーヴ
ワイン好きや岡山の飲食業界では言わずと知れたワインショップ!
ワインを買いに行くときは僕にとってはちょっとした勉強。
何たべながら飲むかを伝えると
どんな会、どんな雰囲気の場所、どんな人、どんな食材でどんな料理に?
と、もう半歩だけ入ってきてワインを飲むシュチュエーションを一緒に想像して考えてくれる店主渡邊さん。
生産者、作り手さんの想いをくんで飲むお客さんに伝える。
魚も同じよね。
魚もこんな売り方ができたら、こんな提案をしながら売れたら素敵だなぁって初めてスロウカーヴに行った時に思いました。すごく居心地のいい店内で奥で軽く飲むこともできるスタンドもある。
『魚春』公式インスタグラムより
⭐︎No.4 細切りうどん いしば志
皆さんお馴染み、魚春でこないだまで勉強していた店主石橋くんとみずきちゃんです✨
初めて会ってからまだ1年経たないですが2人はもう家族!
強制参加です😂2022年3月に入っていたビルの老朽化により立ち退き。
『魚春』公式インスタグラムより
新しい物件を探す間、知り合いときた2人は明日から勉強させてもらっていいですか⁈と。なんて気持ちのいい若者なんだろうと僕まで楽しみになりました。
新しいお店も素晴らしい出来です✨
(泰平うどんテント内)
⭐︎No.5 イタリア料理 Carapan カラパン
ミシュラン ガイド岡山やゴエミヨにも掲載されている名店!
『魚春』公式インスタグラムより
なんと今年25周年を迎えるということ✨
食材の未来を真剣に考え、常に進化して今まで使わなかったような食材にもどんどん挑戦し新しい発見と感動を与えてくれるお店です!
居心地のいい店内と気さくな店主 坪田さんをはじめ明るいスタッフさんが迎えてくれる。料理はもちろんそんな雰囲気にファンも多い✨
⭐︎No.6 あまおと
美人店主がいる素敵な雰囲気のお店よね⁈ってみんなに聞かれる笑
その通りのお店✨なんと明日2月11日は6周年のイベントもある!
どこかほっとする料理は一品一品にひと工夫がある。
『魚春』公式インスタグラムより
愛がある料理ですね!なんて表現された方もいたくらい本当に素敵な料理ばかり✨
すごく頑張り屋で勉強熱心な店主 坪田さんは魚春でも魚の勉強をしに来てました🥺
めちゃくちゃ寒い時期に来てたから辛い思い出かな笑
⭐︎No.7 くらしき 窯と南イタリア料理 はしまや
倉敷を代表するレストランであり岡山の食をけん引するレストラン
美観地区でも僕の好きな東町。美観地区の中心から少し離れた奥に位置し東町に歩いて行く道のりは観光地から本当の昔の街並みに変わる楽しみがあるから好き。店主の楠戸さんは少し強面で、でも話すとすごくお茶目な方✨
『魚春』公式インスタグラムより
ガツンと存在感がありながら、コース料理の中にもフルーツも使用し奥行きのあるお料理は食べてて楽しく食べ終わるまでワクワクする✨
窯の焚火を絶妙な火加減で操る料理は必見!
⭐︎No.8 MATSU マツ
天神町の落ち着いた雰囲気に溶け込むようにあり、開店して5年ランチもディナーも基本満席の人気店!
『魚春』公式インスタグラムより
店主の吉松さんは京都にいたこともあるのか、和食の食材や技法もとりいれながら素材それぞれがもつ”旨み=出汁”を最大限に活かして作る料理は本当に繊細で食べやすくスッと身体に入ってくるイメージ✨
でも!存在感のある盛り付けで男性でも大満足のお料理。
⭐︎No.9 名刀味噌本舗
魚屋に味噌は外せない!
『魚春』公式インスタグラムより
昔ながらの製法にこだわり作られたお味噌はどこか懐かしくなる。
アサリやスズキの味噌汁は玄米麹味噌が抜群に合う✨
味噌以外にもこうじやひしお、甘酒もあります。
初めてあま酒を飲ませてもらった時は本当に感動しました!
⭐︎No.10 一陽窯 木村 肇
備前焼作家
『魚春』公式インスタグラムより
備前焼の特性を活かして作る作品は普段使いにも重宝するものばかり。
すごく魅力的な人で、なにをしてる時でも常にアンテナをはっていて、なににでも興味をもち、いろんなジャンルの人の話を聞く。勉強熱心でそれを形にしていくとこんなのあったらいいなって器や道具になる。
ものづくりはお酒や料理、食材、インテリアや建築…どこまで広く深く掘り下げていくんだろうと未知の領域の方。
違う視点からの意見にハッとなることも度々。
⭐︎No.11 LOVE SONG
お好み焼きとワインのお店。
『魚春』公式インスタグラムより
是非体験して欲しいこの組み合わせ✨
店主の奥埜くんは勉強熱心でハングリーでパワーがある若者!
今は時間がある時はうちに勉強に来てますが、間近で見てて未熟だけど吸収が早くてなんか羨ましくもあり嬉しくもなる。
自分がこの歳の頃はまだ遊んでたなぁ…って😅
⭐︎No.12 (株)長谷井商店
@hasei_syouten @hasei_no_osouzai
岡山でかまぼこと言えばハセイ!
『魚春』公式インスタグラムより
もちろん参加してもらいます✨
揚げたてのアレが食べれるかも♪
こちらも老舗で、もうすぐ創業100年
天満屋やスーパー、駅構内、京橋朝市、楽天やYahooショッピングでも販売。
最近では、ハセイのお惣菜として
新店舗も展開✨
花見に行く際は県庁通り、ハセイのお惣菜でお弁当を買っていきましょう!
⭐︎No.13 koti brewery
岡山を代表するクラフトビールとしてすごく人気
『魚春』公式インスタグラムより
イーストを使わず、自然の空気中の酵母を使い発酵させて作っている。
話を聞かせてもらったとき醸造所の窓から外の桜の木を指差し、あの辺から採取しました。って
すごくビックリしました🥺
自然の菌でゆっくりゆっくり発酵させて作っていく。
量産はできないが昔ながらの作り方で自然に逆らわず作ったビールは本当に優しくスッと入ってくる。
ビールが飲めない方でも絶対オススメできます✨
イベント当日は生コチビールを持って来ていただけるとのこと!
⭐︎No.14 邦美丸
玉野市胸上漁港の漁師さん。
自社で自分たちの海苔を販売し、たくさんの人に海苔や魚の美味しさや良さをしってもらおうと頑張っていらっしゃる尊敬している素敵な夫婦✨
僕もすごく共感でき、応援してます!
邦彦さんと美保さんの邦と美で邦美丸とまさに夫婦舟🥺イベント当日は海苔の販売プラス…何かあるかなぁ✨
『魚春』公式インスタグラムより
⭐︎No.15 岡本製甲(株)
@lafeet.tabishoes @yoichiokamto
よういっつぁん、よういっつぁんと小学校の頃から頭の上がらない1つ上の先輩。
地元倉敷茶屋町が世界に誇る足袋シューズを作る靴メーカー。
スニーカーから野球スパイクまで。
プロ野球選手も愛用されてます✨いつだったか社長の岡本陽一さん(よういっつぁん)に、おまえはもっと自分のストーリーを語れ!すごい歴史があるのにもったいない!
って言われたのがすごく今でも心に残っていて、
茶屋町をもっと盛り上げよーで‼️って言ってくださったことで背中を押してもらってます✨
その言葉があったからこのイベントもしようと思ったほど🥺当日は是非靴の話を聞いてみてください✨
『魚春』公式インスタグラムより
⭐︎No.16 いちご屋ROSSO
船穂で完熟イチゴを作るイチゴ農家さん。
イベントの5月はまだイチゴもあるとのことです✨
お勤めされていた会社を退社しイチゴを作り出してまだ2年目ですが、たくさんのケーキ屋さんや喫茶店にも出荷されていて京橋朝市や各地のマルシェにも出店されています。中原さんとの出会いは同じダイビングショップでの飲み会でした😂
『魚春』公式インスタグラムより
以来、魚を買いに来ていただいたり✨
お会いするのが楽しみです‼️
⭐︎No.17 tohito
牛窓の対岸、前島に今年2月に完成したばかりの一棟貸しのお宿
素敵なご夫婦が前島に移住され1から作り上げた自然と一体化できる素晴らしい場所。PRも兼ねて今回ブースを設けさせて
もらいます✨イベント当日はスペシャルな抽選会もあるみたい‼️✨
『魚春』公式インスタグラムより
⭐︎No.18 Studio Yamato
ワークショップと販売で出店していただく
スタジオヤマトは隣町、藤戸のログハウスで革製品と刻印などを制作・販売をしてます。大和のお父さんは塾の先生で僕が大学まで行けたのは先生のおかげ🥺
大和も塾を手伝っていたりもしていたので教え上手✨フィールドオブクラフト倉敷にも参加されています✨
『魚春』公式インスタグラムより
⭐︎No.19 須波亨商店
ワークショップと販売での出店
うちの近所、茶屋町でい草の籠を作られてます。
海だった茶屋町が干拓されて300余年。商業が盛んになって約150年
その主な製品がござなどのい草製品。
そんな商業盛んで栄えていた茶屋町に目をつけ足守から移住してきた魚春初代治右衛門。
い草産業があったからこその魚春の繁盛でもありました。僕が小学生だった30年くらい前まではまだい草も作っていて何軒かゴザ屋もあったのですが今でほとんどありません。
須波くんは小さい頃からおばあちゃんにい草の編み方を習い、今では伝統と技術を守り民藝という型で時代にあった日常品などをつくってます。まだ30歳とお若いですがしっかりした考えをもち、東京などで祭事にも参加されています。
『魚春』公式インスタグラムより
⭐︎No.20 ITONAMI DENIM HOSTEL float
@itonami_jp @denimhostelfloat @pile_jp
デニム販売とお料理で出店
児島の海沿いを走っているとパァっと開けたその高台にある宿は素晴らしい景色ですごく落ち着く場所。
『魚春』公式インスタグラムより
デニム販売と宿に加えてグランピング、サウナもあります。
整ったあとゆったり流れる場所でコーヒーやお酒を飲むともう帰りたくなくなります笑
⭐︎No.21 torte hair
ワークショップでの出店
僕が行ってる美容院。
『魚春』公式インスタグラムより
大阪から帰ってきて早島にあるおじいさんのお家をリノベーションして始めた古民家の落ち着く美容院。
おひとりでされていて、いつも美味しい食べ物の話に花が咲く笑
食べるのも飲むのも好きで、魚も人もお祭りも大好きな足立さん。
裏魚春の大ファン
いろんな方を紹介してくださりお陰で僕の世界がかなり広がった恩人でもあります✨
⭐︎No.22 木琴堂
ワークショップと販売で出店
『魚春』公式インスタグラムより
児島の住宅街にある雑貨屋さん
コーヒーやリース、器やお菓子など手作りの厳選されたものが並ぶ
いつも笑顔の店主岡野さんもありがたいことに魚春の大ファン✨
木琴堂の話をすると、皆んな知ってて”行ったことある!””行ってみたいんよー!”って方が多かったです♪
楽しみ✨
⭐︎No.23 鮨 柳屋
そして最後にご紹介させて頂くのが
『魚春』公式インスタグラムより
児島の柳屋さん!
児島や倉敷、岡山はもちろん、東京や大阪など県外からもお客さんが来られるほど。
経験とセンスだけでなく、本当に研究熱心で常に勉強されています。
魚の扱いや使い方も素晴らしく、
その日納品した魚の良し悪しにも正直にジャッジしてくださるので僕も締め方や卸し方を変えたりと、かなり勉強させてもらってます!
もう10年くらいのお付き合いになりますが、今飲食店さんに自信を持って納品できるのは大将とのお付き合いがあったからこそ✨
▼24点目の出店なるか?!出店調整中のべトコンラーメンの記事はこちら
▼Studio Yamatoさんが参加した〈フィールドオブクラフト〉記事はこちら
5月21日(日)は、なにはともあれ茶屋町へ行ってみよう!
開催日時は、5月21日㈰の11:00〜16:00までです。(4月3日時点の情報)
マグロの解体ショーは10:00からの予定?のようです。(マグロの解体ショーのポスターはこちら)
〈アクセスと会場情報〉
駐車場が不足しています!
近隣の協力で拡張しても50台程度しか確保できていないそうなので、できるだけ公共機関で来ていただきたいと、アナウンスがありました!
スムーズにイベントに参加できるよう協力して楽しい日にしましょう♪
会場は、JR茶屋町駅から徒歩10分くらいです。
〈会場マップ〉会場は、『魚春』の横にあるJA茶屋町支店の駐車場を利用しています。
マルシェの出店は、販売だけでなくワークショップもあるとのことで、楽しめること間違いなしです!
代々受け継いできた伝統を、仲間と共に次世代へ贈る店主の心意気が極上です!!ゴールデンウィーク後の倉敷の話題を席巻している茶屋町の『魚春』さんの125周年マルシェは、2023年5月21日㈰開催です。