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【国指定重要文化財・豪商の邸宅を巡る体験ができる!】語らい座 大原本邸(旧大原家住宅)【倉敷名所】

その造りから「倉敷の中の倉敷」と言われる「語らい座 大原本邸」(旧大原家住宅)。以前は大原家の当主が住まわれており、邸内には入れませんでしたが、2018年4月に一般公開されました。

ここは美しい街並みの倉敷美観地区の中にあっても特別な場所。今でも大原家の鼓動が息づく「生きた重要文化財」です。

©岡山県観光連盟

”倉敷の中の倉敷”「語らい座 大原本邸」の巡り方

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「語らい座 大原本邸」(旧大原家住宅)では、「日本庭園」「大原家の所蔵品・美術品」「大原家の蔵書」「石畳に連なる倉」など一カ所の観光スポットでさまざまな楽しみ方ができるようになっています。

・国指定重要文化財(旧大原家住宅)を見て楽しむ

・倉敷屈指の名家 大原家の歩みを知ることで倉敷がよく分かる

・ブックカフェでくつろぎながらコーヒーが飲める

・離れ座敷から日本庭園を眺めながらお抹茶を飲める

※お抹茶/コーヒー(有料)の提供は時期によって変わることがあるので、公式サイトのイベント情報をご確認ください。

こちらは館内マップです。

引用元:「語らい座 大原本邸」公式サイト
館内は展示品も含め写真撮影いただくことができます。
撮影の際は、他のお客さまのご迷惑にならないようご配意をお願いします。

国指定重要文化財(旧大原家住宅)を見て楽しむ

©岡山県観光連盟
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倉敷窓、倉敷格子といった倉敷独特の意匠や、瓦と白漆喰のコントラストが美しいなまこ壁、典型的な倉敷町家の様式を伝える外観に惹き込まれます。

倉敷屈指の名家 大原家の歩みを知ることで倉敷がよく分かる

©岡山県観光連盟
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大原家の所蔵品、美術品に加え、「ふりそそぐ言葉」「キューブツリー」等の独創的な展示で大原家の8代にわたる歩みが紹介されています。

右上の写真は、大原家 5代 壮平、6代 孝四郎、7代 孫三郎、8代 總一郎が語った言葉を「ふりそそぐ言葉」で表現しています。

 

大原家の名士たち ~ 概略 ~
初代 忠則 元禄期に初代忠則が備前国児島郡片岡村(現、岡山市南区)から倉敷村へ移住したことに始まる。
二代 忠之 通称を与兵衛とし、以後、当主の通称は与兵衛となる。
三代 金基 民間の相互扶助組織である倉敷義倉に新義衆として参加し、また、倉敷代官から褒賞を受けるなどの事跡を確認できる。現在の地に居を構え、大原家住宅は寛政7(1795)年に建築が始まる。
四代 好道 蔵米取引や実綿問屋として活躍した後、分家の三男であった16才の壮平に家督を譲る。隠居後の好道は、宗弥と号して茶を嗜んだ。
五代 壮平 家業に励み、倉敷村を代表する富豪へと成長すると共に、村政においても年寄・庄屋を勤めて明治を迎えた。
六代 孝四郎 明治15(1882)年に家督を継ぎ、更に家産を増殖し、岡山県内でも屈指の資産家となる。倉敷紡績所・倉敷銀行の頭取に就任し、近代産業資本家へと転身を遂げた。また、父 壮平と共に師事した森田節斎から謙受の教えを学んだ。
七代 孫三郎 父 孝四郎より継承した倉敷紡績・倉敷銀行を発展させるのみならず、石井十次と交流して岡山孤児院を援助し、倉敷日曜講演を開催した。更に、三つの科学研究所や倉敷中央病院の創設、倉敷絹織(現、クラレ)設立、大原美術館創業など、多彩な事業を展開した。
八代 總一郎 父 孫三郎の各種事業を継承すると共に、倉敷レイヨン(現、クラレ)の経営に注力し、国産初の合成繊維ビニロンの工業化や人工皮革クラリーノの開発などを行った。また、文化事業にも積極的に取り組み、倉敷民藝館・倉敷考古館の設立や高梁川流域連盟設立など、地元倉敷の発展にも努めた。

参照元:「語らい座 大原本邸」公式サイト

とくに「五代 壮平」が倉敷を代表する富豪となった後、「六代 孝四郎」「七代 孫三郎」「八代 總一郎」における倉敷発展への貢献は、目を見張るものがありますね。

ブックカフェでくつろぎながらコーヒーが飲める

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8代目、大原總一郎の書斎をイメージしたカフェスペース。
總一郎の好きだった「鳥類」「民藝」関連の書籍を含め、蔵書約2,000冊を展示しています。(中には読める本もあります)本に囲まれた落ち着いた雰囲気の中で、「語らい座 大原本邸」ブレンドコーヒーが飲めます。

離れ座敷から日本庭園を眺めながらお抹茶を飲める

©岡山県観光連盟
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7代目、孫三郎がお茶を楽しみ、8代目、總一郎はレコード鑑賞と代々の当主がくつろいだ離れ座敷。目の前に広がる日本庭園は孫三郎が自ら作庭に関わったものです。

離れ座敷では、喧騒を離れゆったり流れる時間の中で、お抹茶を飲むこともできます。

インスタグラム(Instagram)の投稿より

日本庭園
外観(倉敷格子・白漆喰・屋根瓦)

場所(地図と動画)

「語らい座 大原本邸」は、倉敷美観地区内、ちょうど大原美術館の向かいにあります。

「倉敷市観光課」が出しているこちらの動画でも場所を確認することができます。
動画を再生して2分20秒~2分50秒あたりまでが「語らい座 大原本邸」の案内です。
「今橋」を渡ったところ、「有隣荘(ゆうりんそう)」の隣の建物です。

引用元:岡山県倉敷市観光課

基本情報

名称語らい座 大原本邸
住所岡山県倉敷市中央1丁目2-1
開館時間9:00~17:00
※最終入館は16:30まで
休館日月曜日・年末年始
※祝日、振替休日の月曜日は開館致します
入館料大人       (一般)500円    (団体)400円
高校生以下    (一般)400円    (団体)200円
※未就学児は無料 ※団体は20名以上
公式サイト「語らい座 大原本邸」公式サイト
開館カレンダーカレンダーはコチラ
電車でのアクセス東京方面から/山陽新幹線・岡山下車→山陽本線・倉敷下車→徒歩約15分
広島方面から/山陽新幹線・新倉敷下車→山陽本線・倉敷下車→徒歩約15分
車でのアクセス東京・広島方面から/山陽自動車道・倉敷インターチェンジ→美観地区まで約20分
四国方面から/瀬戸中央自動車道・早島インターチェンジ→美観地区まで約20分
駐車場なし
※周辺の有料駐車場をご利用ください。

倉敷の発展と共にあった名士たちである大原家。今もその息吹を感じることができる「語らい座 大原本邸」(旧大原家住宅)は、美観地区の中でも、ひときわ精彩を放つ観光スポットと言えそうです。

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