倉敷市の一般社団法人MASK<マスク>(旧団体名:岡山県倉敷市水島地域への航空宇宙産業クラスターの実現に向けた研究会)が、『空飛ぶクルマ』の有人試験飛行を成功させました!
『空飛ぶクルマ』は、2025年の国際博覧会(大阪・関西万博)で、会場と大阪市中心部などを結ぶ計画があり、国内でも有名企業数社が実用化を目指して参入している注目の事業です。
無人飛行や屋内の有人飛行は成功されていますが、国土交通相の許可を受けた屋外での有人飛行は「国内初」ということで、大きな話題になっています。
『空飛ぶクルマ』と聞いたら、SFの世界の話のようですが、近い将来の移動手段として実用化されようとしています。世界中のたくさんの企業がこの『空飛ぶクルマ』の研究開発を進めています。
『空飛ぶクルマ』の正式名称は「電動垂直離着陸型無操縦者航空機」というそうです。何とも長くて覚えにくい名前ですね!
一般的には「eVTOL(イーブイトール)」と呼ばれています。
現在のところ、「陸と空の両方を走るクルマ」というよりは、空の移動が中心となる「航空機」として分類されているようです。
ヘリコプター、ドローン、小型飛行機の要素を持っていますが、信頼性や静粛性などが非常に優れ、運用コスト、メンテナンスコストも低く抑えられる仕様というのが特徴です。
⇒「eVTOL(イーブイトール)」についてもっと知りたい方は、こちら
▼2021年6月に岡山で『空飛ぶクルマ』無人飛行成功の様子 <MASK>のYOUTUBEより
『空飛ぶクルマ』で空を走る
2018年、経済産業省と国土交通省は合同で、日本における“空飛ぶクルマ”の実現に向けて、空の革命に向けたロードマップを取りまとめました。
・2023年以降、物の輸送の実用化
・2020年代半ば、地方で人の移動、実用化
・2030年代以降、都市で人の移動、実用化拡大
▼経済産業省のYOUTUBEでも、その内容が公開されています。
『空飛ぶクルマ』で、具体的にどんな未来が待っているのでしょうか?
1.「物の輸送」
2.「地方での人の移動」
3.「都市での人の移動」
4.「災害時の活用」
5.「娯楽での活用」
自動運転で飛ぶことのできる『空飛ぶクルマ』だからこそできる「災害時の活用」や、渋滞を緩和しつつ環境に配慮できる「都市での人の移動」、過疎化したへき地の交通手段として「地方の人の移動」等の利用が叶えば、人々の生活はガラリと変化することでしょう。
近い将来、新しい技術で新時代が到来しそうですね!
飛んだ!『空飛ぶクルマ』の有人飛行!!
倉敷市の一般社団法人MASK<マスク>は、倉敷の民間企業が集結し、水島を拠点として活動をしています。団体の目的に基づいて、航空宇宙事業など様々な取り組みを行っています。
⇒MASC設立記念フォーラムの様子はこちら
水島といえばこちら⇒水島臨海鉄道│倉敷市〜水島をつなぐローカル鉄道が、伝説になった日【倉敷話題】
地域のものづくりを発展させると共に、次世代に向けて「夢」を与えることが出来る先進的な技術を目指すことを目的とする。
⇒一般社団法人MASK<マスク>の目的についてはこちら
その取り組みに中に『瀬戸内弁天プロジェクト 2025』があり、『空飛ぶクルマ』のプロジェクトはその中に含まれています。
瀬戸内にあるたくさんの離島をつなぎ、地域で発展していくプロジェクトが始まっています。
『空飛ぶクルマ』は、世界各国で開発が進められている一大プロジェクトです。日本でも大手の企業が多数参入しています。
そんな背景の中、今回、倉敷市の企業が集結しているMASK<マスク>が国内初で屋外の有人飛行を成功させたことは快挙であり、世界中が注目するニュースとなっています。
▼NHKで報道された『空飛ぶクルマ』の映像(NHKのYOUTUBEより)
次世代に向けての夢を、確実に実現させている様子は、倉敷市の企業のパワーを感じさせますね。
水島のプロジェクトと言えばこちら⇒「臨鉄ガーデン」は、水島の夜を彩るマルシェ【倉敷イベント】
3月には、一般の方も参加費無料の「第5回 航空宇宙ビジネスフォーラムin倉敷」が開催されます。『空飛ぶクルマ』についてもセッションがあるようです。
会場参加、もしくはオンラインによる視聴(Zoomウェビナー、もしくはYouTubeライブ)でも参加可能という事です。
ご興味のある方はこちらからご確認ください。(事前予約が必要です。)
⇒「第5回 航空宇宙ビジネスフォーラムin倉敷」についてはこちら
⇒お問い合わせはこちらから(メール)
最後までお読みいただき、ありがとうございました!