新渓園(しんけいえん)は、明治26年に倉敷紡績(現在の「クラボウ」)の初代社長大原孝四郎氏(倉敷の名家 大原家の六代目)の別荘として建設されました。賑わう美観地区にあって、静かな憩いの空間を創っています。
①「敬倹堂(けいけんどう)」、②「日本庭園」、③「游心亭(ゆうしんてい)」から成ります。
大正11年に大原家から当時の倉敷町へ寄贈され、現在も「敬倹堂(けいけんどう)」と「日本庭園」は入場無料で開放されています。
敬倹堂(けいけんどう)
敬倹堂(けいけんどう)は56畳の広大な和室。そこに居るだけで心が洗われるような気分になります。
イベントが開催されることも多く、写真は『倉敷雛めぐり』の会場として使われた際の様子。
游心亭(ゆうしんてい)
「游心亭(ゆうしんてい)」は平成の改修時に増築された数寄屋風建築。和室と本格的な茶室を備えています。写真の右上は「待屋(まちや)」です。外でお茶を待つ人が日差しを避けて座って庭を眺められるように設けられました。
日本庭園
庭園は近代を代表する名庭師、小川治兵衛(おがわじへえ)が手掛けたものです。
場所
倉敷駅より徒歩約11分と歩いて行くことが可能です。また路線バスの「大原美術館前」バス停から徒歩約2分です。
基本情報
名称 | 「新渓園」(しんけいえん) |
住所 | 岡山県倉敷市中央1丁目1-20 |
営業時間 | |
敬倹堂(営業時間) | 9:00~16:00(※貸切の場合を除きます) |
庭園(営業時間) | 9:00~17:00 |
貸室(有料) | 敬倹堂・游心亭 9:00~21:00 |
休園日 | 年末年始(12/29~1/3) |
入場料 | 無料 |
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