倉敷の春の風物詩「倉敷雛めぐり」は、倉敷市全体が華やかなお雛さまでいっぱいになります。
今年も2月25日(土)〜3月12日㈰までの16日間、倉敷の5つの地区ごと（倉敷美観地区・真備地区・水島地区・玉島地区・児島地区）で雛めぐりが開催されています。
どの地区も、代々受け継がれた伝統的なお雛さまが公開されています。
特に「児島地区」は、さすが江戸時代から「天領」の町として繁栄していただけにとても豪華で、古いお雛さまにも拘わらずとても手入れが行き届いていて、200年以上経過した今でも良い状態を保っています。日本で守っていきたい豊かな文化遺産ですね。
そんな「雛めぐり」の中でも、「児島雛めぐり」は展示会場も非常に多くて見ごたえがあります。そして、ひと味変わったお雛さまの展示も行われています。
今回は、「児島雛めぐり」の中から、児島の感性が光る「第8回産業お雛さま展」の様子をご紹介します。
「第8回産業お雛さま展」出展は「児島」の繊維業を支える企業と学校
「産業お雛さま展」は、繊維の街「児島」を代表とする9業種24社と、繊維を学ぶ倉敷の5校が、独自の感性でそれぞれの特徴を魅力あふれて表現した素敵なお雛さまが展示されています。
【参加企業・学校一覧】
▼「第8回産業お雛さま展」の様子
「第8回産業お雛さま展」児島の感性が素敵すぎる、、、！
現代アートの様なお雛さまたち。児島の伝統の「ものづくり」と新しものを生み出す「センス」がお雛さまにもキラリと光ります。
▼児島は「デニムの聖地」だからこそ！ポップなお雛さまが勢揃いです。
▼学生服のお雛さまは、なんと創業169年！老舗の制服メーカー「カンコ―学生服」が岡山理科大学付属高校の制服を厳密に再現したそうです!
▼シンプルで洗練されたお雛さま！日本の美を強烈に感じます。畳縁（たたみべり）でこんな素敵なお雛さまができるなんて、感性が素敵すぎます！！※「鬼滅の刃」を表現
画像は、FLAT児島本店のインスタグラムより
今回ご紹介できたのは、展示の一部のみです。他にもたくさんのお雛さまが展示されています。
おまけ：「第24回児島雛めぐり」児島の伝統的なお雛さま
児島雛めぐりの注目は、「旧野崎家住宅 別邸 迨暇堂（たいかどう）」です。
★「旧野崎家住宅 別邸 迨暇堂（たいかどう）」での公開は、3月12日㈰までです！⇒【2023年版】日本の伝統美を後世に！倉敷市児島の春の風物詩「野崎家のお雛様展」2月1日㈬から開催【倉敷イベント】
その他にも、展示個所はこんなに！
○児島市民交流センター○旧野﨑家住宅○JR児島駅○ベティスミス○児島学生服資料館○三冠酒造○むかし下津井回船問屋○鷲羽山ビジターセンター○宇頭間かなはま自治会館○FLAT児島本店○坂本織物ショップ○児島唐琴郵便局○倉敷帆布本店○児島地域各ホテル○下電ジーンズバス
★児島に訪れたら、ぜひぜひ食べて！⇒倉敷市児島駅前の創作アジア料理店＜アジアな季節ＳＯＲＡ＞今、注目の児島の塩田をイメージしたカレー【倉敷話題】
「産業お雛さま展」へのアクセス
開催日程：2023年2月18日(土)〜3月12日㈰まで
開催時間：午前9時〜午後10時まで
場所：児島市民交流センター（倉敷市児島味野2丁目2−38）
内容：デニム・帆布・学生服などで作った雛人形の展示
※入場無料、駐車場有（センター受付前の駐車券割引機に駐車券を通すと、2時間まで無料で利用できます）
お問合せ：児島市民交流センター（受付時間：午前9時〜午後5時まで）TEL: 086-474-8560
アクセス：JR児島駅より徒歩で約15分
JR児島駅より児島市民交流センター前までバスで約5分
>>>時刻表はこちらの下電バスのホームページをご確認ください
「児島雛めぐり」は、伝統を守って伝えていくという方々の努力の賜物ですね。「産業お雛さま」は、伝統を守りつつ革新的な試みで進化する児島の繊維業の方々のセンスを感じました。今後も、伝統と革新を併せ持つ児島に注目です！
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
